MENU
ネットワーク・IPアドレス・ドメインの技術コラム
IPアドレス確認ツールズ コラム
IPアドレス確認ツールズ コラム
  1. Home
  2. IPアドレス・IPv6
  3. IPv4枯渇とIPv6 — アドレス表記とサブネットの基本

IPv4枯渇とIPv6 — アドレス表記とサブネットの基本

2026 9/18
IPアドレス・IPv6
2026年9月18日

「IPv4アドレスが枯渇した」という話は何年も前から聞きますが、実務で困るのはIPv6の表記ルールとサブネットの数え方です。ここを押さえると、サーバー設定やファイアウォールのルール記述で迷わなくなります。

TOC

IPv4は約43億個しかない

IPv4アドレスは32ビット、つまり2の32乗=約43億個です。世界人口より少なく、1人が複数の端末を持つ現在では到底足りません。日本を含む各地域のレジストリではすでに新規の大口割り当ては終了しており、現在はNAT(アドレス変換)と移転市場で回っている状態です。

IPv4(32ビット・約43億個)とIPv6(128ビット・約3.4×10の38乗個)の表記の違いと、CIDR表記におけるネットワーク部・ホスト部の図解
IPv4とIPv6の表記の違いと、CIDR表記の読み方

IPv6の表記ルール3つ

IPv6は128ビットを16進数4桁×8組で表します。長いので、次の省略ルールがあります。

  1. 各組の先頭の0は省略できる:0db8 → db8
  2. 連続する0の組は「::」でまとめられる:2001:db8:0:0:0:0:0:1 → 2001:db8::1
  3. 「::」は1つのアドレスに1回だけ:2回使うと復元できなくなるため禁止

ログの突き合わせで「同じアドレスなのに文字列が一致しない」という事故は、この省略形と完全形が混在することで起こります。比較するときはどちらかの形に正規化してから扱うのが安全です。

CIDR表記「/24」は何を意味するか

192.0.2.0/24 の「/24」は、先頭24ビットがネットワーク部という意味です。残りの8ビットがホスト部になり、そのネットワーク内で使えるアドレスの範囲を決めます。

  • ネットワークアドレス:192.0.2.0(ホスト部が全て0)
  • ブロードキャストアドレス:192.0.2.255(ホスト部が全て1)
  • 実際に機器へ割り当てられるのは 192.0.2.1〜192.0.2.254 の254個

「/25にすると何台つながるのか」「2つのネットワークに分割したい」といった計算は手でやると間違えやすいところです。サブネット計算機にCIDRを入力すれば、ネットワークアドレス・ブロードキャスト・利用可能ホスト数をまとめて確認できます。

IPv6のサブネットは考え方が違う

IPv6では/64が1つのネットワークの基本単位です。IPv4のように「台数に合わせてホスト部を切り詰める」発想はほとんど使いません。アドレスが潤沢にあるため、末端のLANにも余裕をもって/64を割り当てるのが標準的です。

またIPv6にブロードキャストの概念はありません。その役割はマルチキャストが担います。IPv4の感覚で「末尾のアドレスは使えない」と考える必要はありません。

自分のサイトはIPv6に対応しているか

IPv6対応の第一歩は、DNSにAAAAレコードが設定されているかです。IPv6対応チェッカーでドメインを入力すれば、AAAAレコードの有無を確認できます。アドレスの省略形・完全形の相互変換はIPv6アドレス変換ツールが便利です。

まとめ

  • IPv4は32ビット約43億個で、新規割り当ては事実上終了している
  • IPv6は「::」による省略が1回だけ可能。比較時は正規化してから扱う
  • CIDRの「/n」はネットワーク部のビット数。残りがホスト部になる
  • IPv6は/64が基本単位で、ブロードキャストは存在しない
IPアドレス・IPv6
Let's share this post !
  • Copied the URL !
  • Copied the URL !
  • DNSレコードの種類と役割 — A/AAAA/MX/NS/CNAME/TXT/SOAを図解
  • Ping・Traceroute・ポート開放チェックの使い分け — つながらない原因の切り分け方

Author of this article

のアバター

関連記事

No related articles were found yet.

最近の投稿

  • Ping・Traceroute・ポート開放チェックの使い分け — つながらない原因の切り分け方
  • IPv4枯渇とIPv6 — アドレス表記とサブネットの基本
  • DNSレコードの種類と役割 — A/AAAA/MX/NS/CNAME/TXT/SOAを図解
  • WHOIS検索とは?ドメインの登録情報と有効期限を調べる方法

アーカイブ

  • September 2026

カテゴリー

  • DNS
  • IPアドレス・IPv6
  • ドメイン・WHOIS
  • ネットワーク診断

© IPアドレス確認ツールズ コラム.

TOC